日本でもだいぶメジャーになってきた低用量ピル。私は20年ほど服用をしています。使用感を書きます。
- 低用量ピルとは
- 服用の経緯
- 効果
- 副作用
- ピルの種類
低用量ピルとは
2種類の女性ホルモンを合わせてできた錠剤です。毎日一錠服用することで、体内で作られる女性ホルモンの量を調整することができ、生理や妊娠を安定的にコントロールすることができます。
服用の経緯
私はとにかく生理痛がひどく、毎月、半日ほどはベッドに這いつくばり、お祈りの姿勢から動くことができない状態でした。
そこで病院に相談に行ったところ、低用量ピルを勧められたわけです。
最初は不安がありました。副作用があるということ、また、当時ピルというと生理痛の緩和というより避妊のイメージが強く、なぜ服用するのか?と変なイメージがあることに抵抗感があったのです。
でも毎月毎月過ごす苦痛な時間がなくなるのなら、と思い服用を始めることにしました。
効果
私は生理痛がとにかくひどかったわけですが、ピルを服用し始めることで一気に改善しました。経血の量も、もともと少なかったのがさらに少なくなり、今自分が生理期間であることを忘れてしまうぐらい、快適に過ごせるようになりました。
副作用
一般的に、飲み始めは吐き気・嘔吐、頭痛、不正出血などがあると言われています。 実際に、私も、吐き気というかだるさ、気分が落ち込む感じがありました。しかし、1〜2ヶ月で収まり、生理痛が和らぐという効果を得ることができました。
慣れた以降は副作用は起きることはないですが、たまに飲み忘れると不正出血や下腹部の重さが生じるので、飲み忘れには要注意です。
また、ピルを服用することで、血栓症(血管の中に血のかたまりができ、血管がつまる病気)を生じるリスクが高まります。
ピルの種類
低用量ピルには一相性と三相性の種類があります。
一相性:全ての錠剤が同じホルモン配合で、常に体内ホルモン量を低く保つタイプ
PMS改善の効果は高いものの副作用が強め
三相性:ホルモンの配合が三段階に分けられていて、自然なバランスに近いタイプ
副作用が出にくく、避妊や生理痛の軽減目的ならこちら
私は生理痛の軽減が目的なので、トリキュラーとラベルフィーユを服用したことがあります。どちらも一相性で、両者の違いは、ラベルフィーユがトリキュラーのジェネリック医薬品であるということです。そのため、少しだけラベルフィーユのほうが価格が安く済みます。
おまけ
近年はオンラインでの処方も可能となり、半年分の錠剤を郵送で届けてもらえるようになっています。しかしながら、血栓症を防ぐため、定期的に血液検査を受けることが大事です。医師の指導に従い、正しく利用しましょう!