ちびとらのハテナはてな

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割れたお気に入りの器を生き返らせる!金継ぎ(きんつぎ)の魅力

「金継ぎ(きんつぎ)」というものを知っていますか? 以前、自分の持ち込んだ器で金継ぎを体験することができるという教室に参加しました。体験内容をご紹介します。

  • 金継ぎとは
  • 体験の内容
  • 感想

金継ぎとは

陶磁器の破損部分を漆(うるし)を用いて修繕する技法。日本の伝統工芸の一つ。液状の漆はかぶれを生じる場合があるが、硬化した漆は安全性が極めて高く、接着剤の中でも非常に優秀とされています。

古来から伝わる金継ぎは1ヶ月以上の期間を必要としますが、現代では天然漆を用いるのではなく、瞬間接着剤で接着した後、合成漆を用いる簡易金継ぎというとのがあります。今回私が体験したのは、この簡易金継ぎで、作業をしたその日に家に持ち帰ることができました。

私が金継ぎをした器がこちらです。上は自分で持ち込んだ土瓶蒸しと器、下は教室側で用意してくださった器です。二つに完全に割れていたものをくっつけました。

 

体験の内容

まずは器を選択します。自分で持ち込んだ器を直すこともできますし、時間が足りそうなら教室側で用意してくださった器から直したいものを選ぶことができます。割れるところまで入っていないけれど、ヒビが入ってしまっているという器も直すことができます。

次に器を接着します。粘土のような素材の接着剤を使って断面が滑らかになるようくっつけます。

粉々の器の破片をパズルのように組み立てたり、欠けて破片がなくなってしまった部分を新たに粘土で形作ったり、溝の部分に粘土を刷り込んで滑らかにしていく作業は結構集中力が必要です。

そのあとに金で線を引いていきます。描き始めるとなかなかバランスが難しいです。遠慮がちに引いてしまいますが、漆の液に厚みを持たせると存在感やふくよかさが出るように感じました。

あとは自宅へ持ち帰れるよう固定してもらい、翌日まで乾燥させます。

簡易金継ぎは合成漆を使うので、本漆のように肌がかぶれることはありません。また安全な道具を使っているということで、実際に使うこともできます。

講師の方が付いてそれぞれの工程を教えてくれます。友人たちとグループで参加することが可能です。

 

感想

割れて使えなかった器が本当に使えるようになります。器が生まれ変わるということを実感できます。

以前から金継ぎには興味を持っていたのですが、職人さんに修復をお願いすることはできても、自分で直すことができるとは思っていませんでした。プロに任せればもっと良い仕上がりになったのかもしれませんが、自分で直したら愛着が増します。

今回私が体験したのは、2時間で15,000円ほどのものです。

https://g-roppongi.jp/blogs/journal/金継ぎワークショップ-ご案内

下記のように自宅で金継ぎができるキットもあるそうです!